取り組み
療育(支援)とは
何らかの困りごとを持っている、幼児・児童等が通って頂くことで、専門スタッフが成長や発達に応じて、 集団・個別に療育(支援)や、生活能力向上のために必要な学習を支援し、発達・自立促進のお手伝いをします。音育とは
音楽の持つ生理的・心理的・社会的働きを用いて、感覚・身体機能の維持改善、生活の質の向上を目的に行っています。子どもの持つ音楽感情を引き出しながら、感覚訓練として音楽を楽しみ・育みます。食育とは
生活する上で欠かすことのできない食事。 食事の自立や、集団で食べるための食育支援をしながら、食に対する、歯・口の役割と食べる大切さ・楽しさを育みます。日中活動内容
にじのおとでは、成長・発達に支援が必要な幼児・児童等、また、日々サポートしているご家族のため、新たな居場所を提供し、未来ある幼児・児童等が様々なサポートを受け、実りある豊な生活を送れるように、専門知識を持ったスタッフが支援していきます。
健康・生活
健康状態の把握 |
・毎月の身長・体重測定の実施及び家庭との連携 ・年1回の歯科検診(5月)※未就学児 ・年2回の内科健診(5月・10月)※未就学児 |
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健康の増進 |
・スケジュール活動を取り入れ、排せつ等の行動を構造化する ・日々の生活の様子を家庭と連携し共有する |
リハビリ等の実施 |
・セラピスト実施の機能訓練の実施(ST/OT/MT) ・買い物体験・季節行事の充実を図る ・系列事業所での作業体験等の実施 |
基本的生活スキル向上 |
・発達段階や理解度に応じた適切なアセスメントの実施 ・小集団でのSST等の実施(スケジュールや手順書活用) ・本人をしっかりと捉えた個別支援計画書の作成 |
構造化での生活環境整備 |
・本人が目標達成について理解しやすい提示、環境設定 ・場面に応じた個別・個室の環境設定 |
運動・感覚
姿勢・運動等の基本的技能の向上や補助具の活用 |
・セラピスト実施の機能訓練の実施(ST/OT/MT) ・体幹トレーニングやボールプール・トランポリンやブランコ等、雑巾がけやサーキット遊びの提供 |
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移動能力の向上 |
OTによる歩行訓練等の実施 |
感覚の活用、補助及び代行手段の活用 |
・機能訓練アセスメント表に応じた個別課題提供 ・MTによる音楽療法の提供 |
感覚特性への配慮 |
必要に応じてイヤーマフの使用や、個室利用等の環境設定 |
認知・行動
感覚や認知の活用 |
個々のアセスメントからの個別支援計画の作成 |
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知覚から行動への発達 |
認知過程の一連を経験できる環境の場の提供 |
大小・色・数量の習得 |
音育活動、制作活動、課外活動の充実の中で成功体験を積む |
認知への偏りへの対応 |
スケジュール活動下の中で予定変更等の経験 |
行動障害への予防、対応 |
スケジュール化やストレングス支援の実施 |
言語・コミュニケーション
言語の形成と活用 |
活動や生活の振り返りの中で気持ちを伝える体験の場を提供 |
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受容・表出言語支援 |
コミュニケーションカード・ボードやゼスチャーの活用 |
コミュニケーション向上やICT等の活用 |
・日々の生活や遊びの中で意欲的に取り組み、成功体験を積み重ねることのできる環境の場を提供する ・コミュニケーションボードの活用 ・チームで行えるゲーム活動の提供をし事前発生的なスキル向上 |
人間関係・社会性
模範行動の支援 |
小集団、集団の中から他者を観察できる環境の提供 |
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感覚から社会活動の支援 |
ごっこ遊び等の遊びの中から社会ルールを学ぶ機会を提供 |
協調、協同支援 |
活動の中で貸し借り等を覚えていけるように支援する |
自己コントロール等 |
ソーシャルスキルトレーニング(SST)による支援提供 |
集団への参加支援 |
課外活動や行事等での集団行動での達成感を味わえる支援 |
その他、インクルージョンを意識した移行支援(後方支援)※関係機関等との連携や家族支援、地域支援を積極的に行い、すべてのこどもの生涯にわたるウェルビーイング向上を図っていきます。また「幼児期までのこどもの育ちに係る基本的なビジョン」※育ちのビジョンの内容を提供スタッフ全員が理解し、こどもや家庭の支援にあたっていきます。